BLOGブログ

ブログ

2018年04月18日

【BTW営業部 tigerの愚公移山】第8話「極道めし」

お世話になっております。

人生で一番美味いと思った料理は、仙台市にある「みずさわ屋」のバター肉ごはん

こと、BTW営業部tigerです。

 

本来、ラーメンの箸休めの為に開発したのですが、そもそものラーメンより美味く、

バター肉ごはんを食べにくるお客さんのが多くなってしまった、ちょっと変わったお店です。

 

みなさんが人生で一番美味い!と思った料理は、何でしょうか?

今回ご紹介するのは、そんなお話…..

【極道めし】

 

【極道めし】は、グルメ漫画家のクエンティン・タランティーノこと土山 しげる先生 至高の一作

この時代錯誤なキャラクターデザイン、ついつい息をのんでしまう豪快な食事シーン。みなさんどこかで見たことがあるのではないでしょうか?

そうです。あの「喧嘩ラーメン」や「食キング」「喰いしん坊!」を描かれている土山 しげる先生です。

「土山しげる先生」

 

 

~あらすじ~

この漫画を簡単に解説すると、

「受刑者が人生の中で一番うまかった料理を、獄中で話して仲間内で生唾を飲む漫画」です。

そして、グルメ漫画でありながらメインの食事シーンは、ほとんどありません。

いえ、食事シーンが無い。というより、自分一至高の食事をしていた過去を話ながら、生唾をごくっ!ってするだけです。

 

 

ただ、受刑者の一番美味かった料理話を永遠と話されても盛り上がらないので、一つゲームを設けました。

それは、一番うまい料理の話をしたやつが、毎年みんなが正月に楽しみにしている獄中一の料理、

「おせち」

その好きな一品をどれでも一つ相手から奪える!という権利

(優勝賞品がショボい!只でさえ登場人物の9.5割が受刑者ってだけで感情移入がし辛い作品なのに、好きな一品を一つかよッ!)

って思われたと思います。

全く同感です(笑)

 

ですが、さすがの土山ワールド!

侮るなかれ、そんなお題目も関係なしに食事シーンがメッチャ美味そう….

 

 

この「おせち料理争奪戦」、美味かった料理の話をするわけですが、

結局、どんなに美味い料理を食べた経験を話したところで、聞かされている方は本当に伝わっているのでしょうか?

 

めっちゃ伝わってます(笑)

なんなら、となりのおっさん二人は、エアラーメンしちゃってますね。

 

 

~まとめ~

刑務所内で出される食事は、カロリーから栄養量など法務大臣の訓令で定められており、

ご飯は、麦3:米7の比率で炊かれるなど、受刑者の健康を第一に作られています。

故に、甘いものや極端にしょっぱい料理がほとんど出ないとの事です。

それを知った土山しげる先生は、度重なる刑務所への取材を経てこの作品が生まれたと語っていました。

土山しげる先生の描く食事シーンは、泥臭く・上品さにかけるシーンがとても多いです。

ですが、これが美味いモノを食べている人間本来の姿ではないでしょうか。

 

美味しそうな料理をうまく書くことも必要ですが、それを一心不乱に食べる姿に私は心を打たれました。

少しでも気になった方は、下記URLより立ち読みが出来ますので読んでみてください。

 

 

 

《ソク読み》

極道めし

https://sokuyomi.jp/product/gokudoumes_001/CO/1/

 

2018年04月18日

2018年03月07日

【BTW営業部 tigerの愚公移山】第7話「聖マッスル」

お世話になっております。

「一年の計は元旦にあり」なんて、昔の人はうまい事言ったよね。で、お馴染みBTW営業部 tigerです。

 

漫画やアニメを人並み以上に楽しんでいると、

「これは、人類にはまだ早すぎた。」「あと、1世紀後でないと理解が追い付かない….」と、思うような作品に出合うことが多くなります。

 

そんな中、人知を超えた“混沌”という沼から這い出てきたような作品をご紹介します。

【聖(セント)マッスル】

 

「聖マッスル」は、1976年に少年マガジンより連載が開始され、全4巻で完結した幻の筋肉漫画となっております。

正直な話、バリバリの打ち切り漫画なので主人公が何者なのか、結局なにがしたかったのか。など、一つも謎が解決せずに終了しました。

【あらすじ】

暖かな日差しの中の花畑で目覚めた、類い稀な筋肉を持つ主人公の青年。彼は記憶が失われていることに気付き、自分の過去を知る者を探し世界を彷徨う。

彼はやがてある都市に辿り着く。人の気配が殆ど無く、まるで死んだような都市であった。しかし異臭漂う城の内部に入ると、壁も天井も全て膨大な数の彫刻で覆われていた。そこには極めて醜い心と身体を持った男が城主として住んでいた。そこは狂気の建物ともいうべき、夥しい数の人間の顔や肉体で飾られた「人間城」であった。(wikipedia参照)

 

あまりにも内容がカオスなので、ウィキ先生に丸投げしましたが、簡単に一文で説明すると

「筋肉モリモリの人間で作られた街に来ちゃった、記憶も服も無いけど筋肉だけはある主人公が、筋肉モリモリの敵に襲われモリモリ倒していく漫画」

です。

 

もはや、説明はいりませんね

画像だけでポンポン行きます。

(その布、首に巻くんかい!)

(この猛々しい筋肉バトル!)

(鯨相手に綿密に計算された知略と筋肉!)

【聖なる筋肉 聖筋肉(セントマッスル)!!】

 

以上です。

今回は、この言葉で締めさせて頂きます。

 

「言葉はいらない。筋肉さえあれば」

 

2018年03月07日

2018年01月31日

【BTW営業部 tigerの愚公移山】第6話「アイカツ!」

お世話になっております。

BTW営業部 洗濯機に例えると、脱水担当tigerです。

 

2018年1月は、アイカツ!の全国ツアーや、アイマスのニューイヤーライブなど

肉体的疲労に反して、精神的にはホッコリほかほかな2018年のスタートとなりました。

 

そもそも、『アイカツ!』ってなんぞ? ラブライブとは違うのか? と、思っている方も多いかと思います。

はっきり言いましょう!全然違います!

スーパーモンキーズとモーニング娘ぐらい違います。

       

 

 

アイカツの正式名称は、【データカードダス アイカツ!】

ジャスコやデパート・ゲームセンターに置いてある、女児向けのカードゲームが始まりとなっています。

キャッチフレーズは、「芸能人はカードが命!

ゲーム内でカードを使って衣装を自分好みにセットし、ライブやオーディションをセルフプロデュース

ゲームの内容は、楽曲に合わせて3つのボタンを押していく、通称「音ゲー」と呼ばれるジャンルです。

SEGAの「オシャレ魔女 ラブandベリー」が、女児向け着せ替え系カードダスとして、既に確立していたところを狙い撃ちし、

マンネリ化していた、女児ユーザーを一気に刈り取っていきました。

 

そして同時系列で、カードゲームの販促番組としてTVアニメーション『アイカツ!』もテレビ東京系列で放送を開始。

アニメーションも女児向けに作ったはずが、なぜか20~30代にも大ウケし、カードやグッズが1年半で140億円売り上げ

全国各地で恥ずかしげもなくゲームをやるおっさんを指す「アイカツおじさん」という言葉も生まれ社会現象になりました。

 

30分番組の中で、アニメパートとライブ・オーディションパートの2部構成となっており、

例外はありますが、必ずゲームと同じ楽曲をアニメでも放送し、ゲームとアニメをリンクさせることで、

子ども達のハートをガッチリ留め、販促番組としても成功するのでした。

 

また、昨今のアニメ業界では、キャラクター担当の声優が楽曲を歌うパターンがほとんどですが、

『アイカツ!』は、楽曲を歌うキャラクター一人ひとりに実際のアイドルを個々に起用し、

アニメは声優・歌はアイドルと分業体制をし、リアルにもアイドルグループを作り上げ、

実際に、アイカツの楽曲を使ったライブ公演などで、女児・おじさんユーザーを飽きさせない戦略がうまくはまりました。

これは、20~30代のユーザーを獲得できた大きな要因の一つだと考えられます。

 

 

そんな『アイカツ!』のあらすじを解説しようとすると、余計な熱情が邪魔してしまい、うまく説明できませんので、

あえて一言で表すのであれば…..

「王道ジャンプ漫画」

友情・努力・勝利の3拍子が大きなテーマになっています。

『アイカツ!』は、3年半放送し、全126話 の4部構成となっており、

第1部 「主人公と強敵(とも)たちの挫折と成長の物語」

第2部 「修行編突入と新たな強敵、最強のラスボスとの決戦」

第3部 「最強のアイドルとして、新アイドル発掘!~伝承者編~」

第4部 「最強の遺志を受け継ぐ主人公編」

 

【アイカツ(修行)一覧】

   

 

女児向けアイドルアニメでありながらも、これアイドルに必要なのか?と、視聴者を混乱させたりしながらも、

主人公や仲間たちの挫折と成長を繰り返し、一人前のアイドルとして成長して

世代交代として後輩アイドルにアイカツの遺志を託し、時にはアドバイスをし、時には突き放す。

最終的に、主人公「星宮いちご」を中心とした、アイカツを媒介に繰り広げられる群像劇として、洗練された作品に仕上がりました。

(tiger自身、最終話まで見終わった後の喪失感がハンパじゃなく、また1話から見直してしまう無限地獄に落ちました。)

 

2018年現在では、『アイカツ!』は放送を終了し、『アイカツスターズ!』として

新たな設定と主人公を迎え、アイカツ!の遺志を持ったアイドルたちのお話が展開しております。

 

126話と長い旅路のように感じますが、見ていくうちに突っ込ん見どころ満載、パロディ満載で楽しめると思います。

ご興味がありましたら是非、見てみてください!

(初期のライブパートの3DCGはすごく残念な出来になっていますが、話が進むごとに綺麗になっていき、今や日本を代表する3DCGになるので、そこも注目です!)

2018年01月31日

2017年10月23日

【BTW営業部 tigerの愚公移山】第5話「愛の戦士レインボーマン」

お世話になっております。
BTW愛の戦士tigerです。

先日、実家に帰った際に納屋の掃除をしていたところ、懐かしの作品と出会ってしまいました。

【愛の戦士 レインボーマン】

 

本作品は、1972年から1973年にかけて全52話で放送された東宝制作の特撮ヒーロー番組です。

仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズのように、1話完結の対怪人相手への勧善懲悪とは違い、

悪の組織全体が相手の為、話がメチャクチャ濃く出来ています。

 

そして、この作品の大きな魅力の一つである敵対組織での名前が、

【死ね死ね団】

(どうしようもないくらいのパワーワードで、平成のちびっ子はガン引きです)

 

ここで、死ね死ね団のテーマをご紹介させて頂きます。

内容が中々酷いので、小さなお子さんや心臓に悪い方は視聴をお控えください。

皆さん感じる事は一緒かと思います。(苦笑)

 

死ね死ね団の総統であるMr.K は、戦時中に日本兵に虐待を受けていた事から、

日本を酷く恨み、日本国家滅亡と日本人の撲滅を最終目標に政治的・軍事的に攻撃を仕掛けてきます。

そのことから、戦闘員(仮面ライダーでいう 怪人 )は、日本人を恨む外国人などと、中々リアルなのも大きな魅力です。

(反日活動バリバリの電波ソングを作った理由も何となく分かる気がしますね)

 

 

死ね死ね団が日本人殲滅のため立案・実行をした大規模作戦があります。その名も【M作戦】

偽札を作りばら撒いて流通させハイパーインフレを起こす。という内容で、

子どもが内容を理解出来ず、質問されれば分かるよう説明するのも一苦労、テレビの外にまで影響を及ぼす強烈な作戦でした。

(しかも昨今、北朝鮮は中国に対して同作戦を行っているので、笑い話では済まされないことになりつつあります。)

 

その他に、飲んだ人間の気を狂わし最終的に自殺してしまう劇薬を、貯水池に流す【キャッツアイ作戦】など

「悪い事や人に迷惑をかけてはいけません。」と子どもに教えるはずの教養番組のはずが、

「こんなテレビ見ちゃいけません!」と、教養以前に根底から視聴を辞めさせる親が続出したのも言うまでもありません。

 

 

~まとめ~

上記に挙げたような作戦が多く、怪人もそんなに多く出てこないので子供たちも理解できず結果的に、

ヒーローのカッコ良さよりも、敵の恐怖感が勝ってしまい当時の子供たちに酷いトラウマを植え付けてしまいました。

ですが、この年齢になって気づかされる点も多く、単に子供向けヒーロー作品では無かったのだと改めて気づかされました。

興味がありましたら、是非お近くのTSUTAYAに!

2017年10月23日

2017年08月22日

【BTW営業部 tigerの愚公移山】第4話「茶の涙~Larmes de the´~」

お世話になっております。
コーラやサイダーが苦手で、会社でもお茶しか飲まないでお馴染み、tigerです。

 

お茶を濁す」という、ことわざの意味をご存知でしょうか?
その昔、茶道をよくわかっていない一般人が、適当にお茶をかき回して濁らせて、
抹茶らしく見えるよう、取り繕ったことから、
適当なこと、いい加減なことを言って一時しのぎでその場を取り繕うこと”という意味を持っています。

今回は、日本茶の輸入を突然禁止したフランスを舞台に、お茶マスターの主人公を描く作品

 

【茶の涙】

 

本作品は、無料ウェブコミック誌『EDEN&ブレイドコミックアーカイブ』より、2009年~2011年に掲載され、 コミックスは全四巻と手に取りやすい作品となっています。

 

作品の本題と言える【お茶】は、「茶道」というより一般的に飲まれている【お茶】をメインに描いているので、 茶葉の種類から、お茶の入れ方など、非常に勉強になります。

また、紹介されている茶葉は一般的に手に入りやすいモノも多く、茶葉に合わせた入れ方もレクチャーしているので 簡単にかつ、本格的に作品の世界観に浸れるのも大きな魅力です。

(主人公とシンクロできる点が複数あるのは、tiger的にポイント高い)

 

~まとめ~

平安初期(815年)に中国からやってきたお茶という文化は、日本で大きく花開き、

2017年になってまでも多種多様に飲まれている飲み物です。

日常に溶け込んでいるからこそ、その魅力や歴史、奥深さを日本人も知らないでいる。という事を教えてくれる作品でした。

下記、サイトで立ち読みもできるそうなので、 少年漫画のような怒涛の展開などはありませんが、興味があれば一度手に取ってみてください。

【茶の涙~Larmes de the´~】

https://comic.pixiv.net/works/402

2017年08月22日