BLOGブログ

ブログ

2017年07月28日

ルドルフ2世とチェコ

お久しぶりです。ayanonです。
今週の日曜日ですが、念願の!念願のアルチンボルド展へと行ってきます!
 
 
アルチンボルドとは、16世紀にチェコで活躍した宮廷画家で、
現在上野の国立西洋美術館で展覧会をやっています。
 
 
アルチンボルドと言えば、【四季】という絵がものすごく人気なのですが、
それがなんとも、一度みると虜になるくらい奇妙な絵なんです。
最近はよく展覧会のポスターが駅などに貼っているので見たことがある人もいるでしょうか?
そう、草花や四季折々のものを使って人間を象るという、あの絵です!
 
 
日本だと歌川国芳が近いかな~という気もしますが、その倍で独特なのがアルチンボルドですよ!
 
 
この頃のチェコ(当時は神聖ローマ帝国ですが)の王様、
ハプスブルク家のルドルフ2世はとてもとても奇妙な人でした。
政治にはあんまり関心もなく、打ち込んだものと言えば錬金術や芸術ばかり。
プラハ城の中にある【黄金の小道】には錬金術師が集められ
プラハ城の外には動物園が作られました。(確か)
 
 
ちなみに黄金小道は今やお土産街になっておりまして、
あの変身をカフカが通っていた仕事場があります。中にも入れます。
 
 
そんなわけで、アルチンボルドはこの奇想天外・芸術が大好きな奇妙な王様に気に入られ
その独創的な画風を突き進んでいったのでした。
 
 
チェコは今なおあの独特な、奇妙な雰囲気が息づいている街だなぁとしみじみ思います。
とくにヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画をみると、ああ~~~って。笑
チョコのガイドさんにきいたところ、ヤン監督は日本でいう赤塚不二夫のような感じだそうです。
自由時間にヤン監督の自宅兼アトリエに重たいチェコビールを持ちながら迷い迷いに訪ねたのもいい思い出です…。
 
 
アルチンボルドもそうですがですが、神聖ローマ帝国があったところの画家は
結構奇妙な絵を描く人が多いような印象があります。
例えば同じくついこの間まで展覧会が催されていた「バベルの塔」の作者ブリューゲル、
そして三菱一号館美術館でやっていたヒエロニムス・ボッシュなどなど…
とくにヒエロニムス・ボッシュは気味の悪さがダントツです!!
中世のちょっと独特な気持ち悪さに浸りたい方は是非ボッシュをよろしくお願いします!!
 
 
とくに話のオチもないままですが、とりあえずこんなところで。
次回頑張れれば営業資料を作る際に気をつけることでもかければと思います!

2017年07月28日