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2018年01月16日

その⑨【レバレッジ勉強法】著 本田 直之 大和書房

・ストック型人生VSフロー型人生

ストック型人生を送るためには、レバレッジをかけた勉強。将来、継続的なリターンを得るための最高の投資。

 

・ROIを考慮しスタート

Return on Investment 投資に対するリターン

エネルギーを100としたら、なん%を使う?

 

・レバレッジ=目的に対する近道

目的をフォーカス、より具体的に。現状の自分と目的達成後の自分のイメージを明確に。

 

・レバレッジ=DMWL(Doing More with Less)

少ない労力と時間で大きな成果を得ること

どんな自分になりたい?例えば、経営者になるために効率的に経営分析できるようにエクセルの達人になり、収支の現状をひと目で理解できるようになりた。

 

・継続的にリターンが取れるか

  • 語学や金融知識、IT。強力な投資アイテム。
  • 不動産や金融市場、ローン、税金、法律、保険の基本的な知識。知らないと損する。
  • 希少性があるか これから人気が出る分野の勉強
  • 実情を知っているか
  • 時流に合っているか

 

・金融の知識

  • 自習してベースとなる知識をインプットする。
  • アドバイザーの話を聞く・セミナーに参加する。
  • 自分のライフプランに合った投資を実践する。

 

・家計簿をつける

ローコスト・ハイリターン

  • 収入
  • 貯蓄
  • 自己投資
  • 固定費
  • その他

 

・だれもやっていない市場

インターMBA

 

・相手に欲しがられる仕組みをつくる。

売り込む営業をしていても焼畑と同じ。欲しがられる仕組みやトーキングに。

 

・アウトプットしなとインプットの価値はない

インプット・アウトプットのスパイラル手法

先にアウトプットし、相手のアウトプットを引き出す。

 

・ラクに勉強を続ける方法

  • スケジュールを決めて型にはめる。
  • ノルマ化して型にはめる ※数値管理
  • 作業興奮を利用する。

 

・スケジューリング

  • 半年単位:事業計画のようにゴールを明確にする
  • 月単位:俯瞰逆算スケジュールでタスクを配分する。
  • 週単位:毎日の生活をパターン化する。
  • 一日単位:インプットの時間を配分する。
  • 午前中に自己投資する
  • 二毛作タイムを埋めていく
  • 退社後のスパイラルタイムをつくる
  • 寝る前は暗記タイムと決めておく

※テキストとして目標とゴールを設定。俯瞰逆算

※分割した目標をカレンダーに落とし込む 予備日を設定する。

 

・貯金は天引きが一番

勉強も同じ。あらかじめ強制的に時間の確保をする。

※短い時間で集中してやる事。

 

・夜は他人から学ぶ時間

朝は自分だけの時間。朝型へ

 

・やる事を決める

固定する。スキマ時間。休憩時間を効率的に使う。

※レバレッジメモ 大事な部分を抜き出してパソコンに入力。

 

・締切の設定

具体的な目標かつ、小さな目標。第三者と約束する。

 

・レバレッジ記憶法

1冊、又は同じものを擦り切れるまで勉強する。

何冊もやらない。参考書と過去問を選りすぐって選び、どう勉強するかの計画を立てる。

 

・赤ペン

赤は目にいちばん焼きつく。記憶に残り易い。

 

・完璧を目指すな

6割でいい。すべて。そんなに重要か?いらない事は省く。

 

・丁寧にやらない

 

・レバレッジメモを三つに分類

  • 統計データになるもの
  • シェアするもの
  • 時間があまったら読むもの

※ファイリングしない。ベストはシェアする事。

 

 

 

【参考文献】

・「年収150万から2億円へ!成功する投資力の伸ばし方」(ソフトバンククリエイティブ)

・「お金の脳トレ」(ダイヤモンド社)泉 正人

・「使う力」(PHPビジネス新書)

ボストン・コンサルティング・グループ日本代表 御立 尚資

・「富裕層の財布」三浦 展 (プレジデント社)

2018年01月16日

2018年01月16日

その⑧【マネー&フリー 僕らが楽して大儲けした57の秘訣】著 水野 俊哉 カシオペア出版

・不労所得とマーケティングがキーワード

何して儲けてるの?

  • オークションモデル(ヤフオク、eBayなど)
  • アフィリエイトモデル(ブログやメルマガで情報商材を紹介し手数料を稼ぐ)
  • 情報起業(主に自分自身が販売主になって情報商材やオンライン塾を販売したり、プロ

モーションを仕掛ける)

※この3つが主流。現在はインターネットのインフラが発展、普及した上にパソコンや家電も高性能化したため、youtubeなどを使った動画マーケティングで自社商品の広告を配信したり、受験塾のさてサテライト中継のようにセミナーをオンラインで有料配信することが可能になり、ネットビジネスは高収益化の一途をたどっている。

→集客、販売、広告、販売代行、塾、有料会員制がネットで行うことが可能になる。今後はリアルビジネスがネットビジネスの手法を駆使して集客したり、ネットビジネスに電話や訪問クロージングなどの販売手法が採用されていくのではないか。

 

・0.3%の世界

それは世の中に分布する「バカ」の確率。バカが1000人に3人いればうちは儲かる。アダルトスパムなど。

 

・ミラーニューロンの働き

収入をアップしたければ金持ちの友人を持つべきだ。なぜなら、普段つきあっている人間10人の平均年収が、自分自身の年収だと言われている。

スポーツや芸術や仕事、勉強において、人間は脳の同僚作用がある。

 

・香港島

ミリオネアベイ(富豪海岸)

 

・川島 和正のビジネス

  • 教える内容が「お金儲け」に特化している点
  • 塾の会費が極めて高額であること
  • 対面式ではなく、オンライン型の塾がほとんである点

リスト=マネー

 

・役職

役員、常務取締役CMO(チーフマーケティングオフィサー)

・丸の内朝大学

 

・プロダクトローンチ×塾

リストを一カ所に集めて、お祭り状態を生み出すためのキャンペーンマーケティング。

そのために、ありえないような無料プレゼントでリストを1~2万件集めて、その人たちに、動画メールをこまめに送ったりして教育していくわけです。そうやってリストマーケティングをかけていってロイヤリティを上げていくわけです。

 

・塾にする事。

コミュニティという付加価値がつく。

 

・株式会社水戸大家さん

特定の地域に特化すること。

ブランディング。よく知っている地域だと情報収集がしやすい。業者との信頼関係を築きやすく、融通を聞いてもらえる。されにそのネットワークをフル活用できる。

入居者募集がしやすい。ネットビジネスで稼ぐと稼いだ金で不動産を買う。節税できる。

峯島はSNSで情報発信し、メルマガへ誘導、メルマガで有益な不動産情報を流し、不動産購入を検討中の読者と無料面談を行うビジネスを手掛けている。

 

・カラーバス効果

 

・ビジネスのヒントは身近なところに

消えゆく商店がインターネットのビジネスと融合するだけで、新たなビジネスを発生させ得るし、誰もが見逃している金の鉱脈をあなたが発見することができるかもしれない。

 

・ネットオークション

在庫管理のしやすさ、利益率の良さ、初期投資の額、参入障壁、価値評価の基準、商品知識の難易度のジャンル。

 

・年収300万円の人は:てきとうに働くから稼げない

・年収1000万円の人は:歯を食いしばって稼ぐ。

・年収1億円の人は:笑ながら稼ぐ、というのがある。

 

・チャンスの女神は前髪しかない

 

 

・行動経済学

人が幸福感を覚えるのはくつろぎ、セックス、友人との会食、祈りや瞑想、スポーツ、クッキング、ショッピングなどだという「世界は感情で動く」(紀伊国屋書店)

 

・情報商材のプラットフォーム=ASP(インフォトップ)

創業:菅野 一勢

 

・売れる商品をみつけて、宣伝しなさい

バカ売れ3つのノウハウ

  • 男女の悩みが絡むノウハウ
  • お金が儲かるノウハウ
  • コンプレックス解消ノウハウ

 

・売れるセールスレターの骨組みは3つ

  • 私は○○の問題を抱えており、悩んでいた。
  • しかし、ある方法と出会った
  • すると、いままでの悩みがウソのように解決した。

※手順

①バカ売れ3大ルールの中から、あなたが詳しい分野、またはまだ詳しくなくて興味のある分野を探す

  • ネタが決まったら、ホームページを立ち上げ、集客スタート(ポイント)この段階で

はまだ商材は作らない

  • 先行予約として注文を受ける。予約がすくなかったら、その商材は作らない。予約が入

ったら商材を作り始める。

※商品より先に客がある。

 

 

 

 

参考文献

・「お金儲けのトリセツ」同著者 PHP研究所

・新「ビジネス書」のトリセツ 同著者

・「黄金の羽根の拾い方」

・「金持ち父さん、貧乏父さん」筑摩書房

・「金持ち父さんのキャシュフロー・クアドラント」

・「ゼロ・トゥ・ワン」Paypal創業者 NHK出版

・人物、高城剛、本田直之、元グットウィルグループ総帥の折口雅博、

・三国志、項羽と劉邦 マンガ

・「ハイコンセプト」ダニエル・ピンク(三笠書房)

・「フリーエージェント社会の到来」ダニエル・ピンク(ダイヤモンド社)

・「だから、あなたも生きぬいて」大平光代 (講談社)

・「起業は楽しい」ネットエイジ創業者 西川潔

・経産省後援「ドリームゲート」

2018年01月16日

2018年01月16日

その⑦【一勝九敗】  著 柳井 正 新潮社

起業家十戒

1.ハードワーク、一日二十四時間仕事に集中する。

2.唯一絶対の評価者は、市場と顧客である。

3.長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない。

4.現実を知る。その上で理想と目標を失わない。

  1. 自分の未来は、自分で切り開く。他人ではなく、自分で自分の運命をコントロールする。
  2. 時代や社会の変化に積極的に対応する。

7.日常業務を最重視する。

  1. 自分の商売に、誰よりも高い目標と基準を持つ。

9.社員とのパートナーシップとチームワーク精神を持つ。

10.つぶれない会社にする。一勝九敗でよいが、再起不能の失敗をしない。キャッシュが尽きればすべてが終わり。

 

経営者十戒

1.経営者は、何が何でも結果を出せ。

2.経営者は明確な方針を示し、首尾一貫せよ。

3.経営者は高い理想を持ち、現実を直視せよ。

4.経営者は常識に囚われず、柔軟に対処せよ。

  1. 経営者は誰よりも熱心に、自分の仕事をせよ。
  2. 経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え勇気づけよ。

7.経営者ハエタタキにならず、本質的な問題解決をせよ。

  1. 経営者はリスクを読み切り、果敢に挑戦せよ。

9.経営者はビジョンを示し、将来をつかみ取れ。

10.経営者は素直な気持ちで、実行せよ。

 

 

 

経営理念

第一条 顧客の要望に応え、顧客を創造する経営

第二条 良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営

第三条 いかなる企業の傘の中にも入らない自主独立の経営

第四条 現実を直視し、時代に適応し、自ら能動的に変化する経営

第五条 社員ひとりひとりが自活し、自省し、柔軟な組織の中で個人ひとりひとりの尊重とチームワークを最重視する経営

第六条 世界中の才能を活用し、自社独自のIDを確立し、若者支持率№1の商品、業態を開発する、真に国際化できる経営

第七条 唯一、顧客との直接接点が商品と売場であることを徹底認識した、商品・売場中心の経営

第八条 全社最適、全社員一致協力、全部門連動体制の経営

第九条 スピード、やる気、革新、実行力の経営

第十条 公明正大、信賞必罰、完全実力主義の経営

第十一条 管理能力の質的アップをし、無駄を徹底排除し、採算を常に考えた、高効率、高配分の経営

第十二条 成功・失敗の情報を具体的に徹底分析し、記憶し、次の実行の参考にする経営

第十三条 積極的にチャレンジし、困難を、競争を回避しない経営

第十四条 プロ意識に徹して、実績で勝負して勝つ経営

第十五条 一貫性のある長期ビジョンを全員で共有し、正しいこと、小さいこと、基本を確実に行い、正しい方向で忍耐強く最後まで努力する経営

第十六条 商品そのものよりも企業姿勢を買ってもらう、感受性の鋭い、物事の表面よりも本質を追及する経営

第十七条 いつもプラス発想し、先行投資し、未来に希望を持ち、活性化する経営

第十八条 明確な目標、目的、コンセプトを会社、チーム、個人が持つ経営

第十九条 自社の事業、自分の仕事について最高レベルの倫理を要求する経営

第二十条 自分が自社に対して最大の批判者になり、自分の行動と姿勢を改革する自己革新力のある経営

第二十一条 人種、国籍、年齢、男女等あらゆる差別をなくす経営

第二十二条 相乗効果のある新規事業を開発し、その分野で№1になる経営

第二十三条 仕事をするために組織があり、顧客の要望に応えるために社員、取引先が有ることを徹底認識した壁のないプロジェクト主義の経営

2018年01月16日

2018年01月16日

その⑥【ビジネスパーソンのための契約の教科書】 著 福井 健策 文春新書

・「契約」

契約とは、「個人間の、お互いの権利・義務に関する約束」をいいます。もっとカタい言葉でいえば、「個人間の約束の中でも、その強制(履行)に国家が協力するもの」をいいます。つまり、「法的拘束力のある約束」。

 

・ウルトラマン事件

円谷&バンダイ×チョイヨー(タイ) 権利の所在 ハリウッド映画にならない理由

 

・契約のゴール

権利を与える契約のゴール「相手が必要としている、現に活用できそうな権利だけを与える」+「それ以外の権利はこちらに残しておく」

権利を得る契約のゴール「対価が変わらないなら、将来活用する可能性のある権利は全部いただく」※国際交渉ではそれが基本

 

・ライセンス契約、クリエイティブ・コントロール

著作権譲渡× 期間・地域・利用期間限定等 チェック→監修・アプルーバル

 

・アサインバック

二次創作をライセンスした側の企業が、その見返りに作られた二次的著作物の著作権を吸いあげてします約束。海外の有力メディア企業を中心に、ビジネスの交換条件としてよく登場する条文。普通はライセンスを受けた側が、ライセンス料を支払う。しかし、アサインバックでは逆。ライセンスを与えた方がお金を受けとり、二次的著作物の権利も受け取る。これば特徴であり、強力さです。

例:ディズニー 利殖のようにどんどん知的財産がたまる。

 

・裁判管轄

「この契約に基づくすべての紛争や意見の相違は、東京地方裁判所の独占的な管轄に服する」といった約束。このように取りきめておけば多くの場合は有効。裁判はその独占的な管轄を持つ裁判所でしか提起できなくなる。※海外との取引時は要注意。日本にすべし。

 

・準拠法

契約書に書かれていない問題が発生したり、契約書の言葉の解釈で意見がわかれた場合には、いずれかの国の法律にしたがって判断することになります。この際、どの国の法律に従って解釈するかを、「準拠法」の問題といいます。日本は民法。詳しくは契約法。

・契約法

例えば、契約で取り決めなかった約束の細かい部分は法令が補ってくれる。契約の種類ごとに細則の規定がある。こうした契約にかかわる法令のグループを総称して「契約法」という。

※ただし、ほとんどのケースでは、当事者が取り決めをすればそちらが優先です。つまり、当事者は自由に契約を結べるだけでなく、契約で何を取り決めるかも自由です。これを「契約自由の原則」とか「私的自治」といいます。 私的自治>法令

※詳しくは、強行法規>契約>一般の法令(任意法規)

※「契約自由の原則」は我々の社会のかなり根幹的なルールです。

 

・契約を守らないとどうなるか

  • 履行の強制 ※強制執行など
  • 損害賠償 ※実損害のみ。契約違反罪はない。

※契約違反の場合には、ペナルティとして一定の金額を実損害に上乗せして払うとか「違約罰」、あるいは損害賠償の金額をあらかじめ決めておく「損賠賠償の予定」といった取り決めもある程度までは有効。

  • 解除 ※同時履行の抗弁が例にある。家、買主、まずは、「履行の催告」をし、ちゃんと

要求して期間を待ってはじめて解除できるのが原則。

 

・契約書のメリット

  • 後日の証拠 ※例:「ショッピングモールの実験」被験者の25%~30%

※悪人をつくらない為。

  • 背中を押す・腹をくくる
  • 手続き上の必要
  • 意識のズレ・見落とし・甘い期待の排除

※ビジネスの進め方の細部まで記載可能な為、そのままビジネスのマニュアルとして使える。

 

・契約書のデメリット

最大のデメリットは「手間」。ベネフィット>コストならば契約書を作成すべき。

 

・タイトルの「契約書」、「協定書」、「覚書」はどう違う?

さらに、「合意書」、「確認書」、「規約」、「約款」、「念書」などの違い。

→基本的に違いなし。タイトルはどれでもOK。

本来では、具体的に内容を示すような言葉をタイトル加えるのが一般的。

※それよりも内容がすべてである。

 

・「仮契約」は存在しない。

世の中には「仮契約」という言葉がある。

例えば、「今回は時間がないのでまずは仮契約でかわしましょう。後日、本契約をかわします。」この言葉にはご注意ください。英文契約でもある。「ディールメモ」でも同様に存在する。※仮契約でも契約は契約である。法的強制力はある。

 

・甲乙丙丁・・・・

「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」干支の十干(じつかん)

 

・及び/並びに、若しくは/又は

「及び」「並びに」ANDの意味

「若しくは」「又は」ORの意味

※「及び」と「並びに」の区別

小さいグループと、それを束ねた大きいグループがある時、前者の接続詞には「及び」を使い、後者の接続詞には「並びに」を使う。

 

・「責に帰する」と「不可抗力」

せめにきする。と読む。

「不可抗力」とは、たとえば、「当事者のいずれかが契約上の義務を履行しない場合、不可抗力による場合をのぞいて、その当事者は他方当事者のこうむった損賠を賠償する責任を負う」といったように記載します。つまり、「不可抗力の場合には契約を履行しなくても責任は負わない」というわけ。

※不可抗力は「天災地変のように人力ではどうすることもできないこと。外部から生じた障害で通常必要と認められる注意や予防方法を尽くしてもなお防止し得ないもの」とされている。広辞苑より

→しかし、見解の違いも出てくるので、詳しく明記した方が良い。

 

・催告と解除・解約

キャンセル条項:契約というものは白紙撤回できない。ただし、相手が契約違反をした場合には、催告をしたうえで契約を一方的に解除できる。これは契約法の原則。

※たとえば、解約のしかたについて定めておくことも可能です。「甲は、いつでも乙に通知することで、この契約を解約することができる」等。又、キャンセル料の支払い条件も追加可能である。

 

・便利な自動更新条項「自動更新」

例えば、「本契約期間の満了の二ヵ月前までにいずれの当事者からも書面により反対の意思が通知されないかぎり、本契約は同一条件にて更に三年間更新され、以後も同様とする」

 

・危険な捨印、契印、印紙

捨印は危険。相手は捨印を悪用して内容をどうにでも変更できることを意味する。

「契印」複数のページがある契約書の場合。押しかたは様々な専門テクニックがある。

印紙、ある種の契約書には「収入印紙」というものを貼らないといけません。これは「印紙税法」という法律で義務付けられています。貼らないと契約書が無効になるわけではない。

契約書は有効ですが、印紙をはることは法律上の義務なので、気をつけましょう。

 

・契約力を高めるために

  • 契約書は読むためにある。
  • 「明確」で「網羅的」か。
  • 契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ。

 

・「契約力=対話力」の養成を

  • 重要なのは「書式」よりも対話の力
  • 合意至上主義、交渉決裂は「失態」という意識を乗り越える
  • 国際契約を対等に近づける努力
  • 業界知識・契約知識・相場感を知る
  • 契約交渉は必要なコストだという認識
  • 「花形」としての契約交渉セクションの育成

 

 

 

参考書

・【日本政府は外交や交渉術が下手すぎる。ボクの著書を読むべき】橋本徹 大阪府知事

・【日本人の法意識】著者:川島 武宜 岩波新書

我われ日本人は法律や契約を単なる建前と考える傾向が強く、よって必ずしも重視せず、実際にトラブルがあっても話し合いや人間関係で解決に至ると考えがちである。と指摘。

2018年01月16日

2018年01月16日

その⑤【小さな会社こそ、高く売りなさい】 著:竹内謙礼

~小さな会社が商品を高く売る方法~ → スモール・プレミアム戦略

小さな会社がスモール・プレミアム戦略をしくには『金・時間・人』の問題を解決しなければならない。

 

□ポーターの「3つの戦略」

・価格で勝つための「コスト・リーダーシップ戦略」

・他社との違いを明確に打ち出す「差別化戦略」

・特定のマーケットに絞り込んで攻略する「集中戦略」

□PDCA戦略

Plan・Do・Check・Action

これらの有名な企業戦略は、小さい企業には当てはまりづらい

 

小さな企業は、まず自らの弱みを真正面から受け止める必要がある。

『人』

小さな会社に優秀な人材は集まりづらい → 優秀でない人材を上手に扱う事

優秀でない人材は、「考える事」は出来ないが、「継続する事」「早くする事」は出来る。

優秀でない人間に、いかに考えない仕事を効率よくさせるかがカギ。

『時間』

小さな広告費では小さなリターンしか生まれない。

この繰り返しに我慢できなくなり、『安売り』に走ってしまう。(これが危険)

「投資と見返りが不安定なのがビジネス」であり、特に客との接触頻度が低い小さな会社には我慢が必要。

お客の反応には必ずタイムラグがあるもの。“我慢”して続けることが大事。

小さい会社のデータには大きな“ムラ”が発生するため、信用すると失敗の要因になる。

最初のうちは、広告はほぼ100%“損”をするもの。広告は、あくまで後半勝負。

『金』

売り手側は業界の“相場”を知っているため、値段に敏感になりやすいが、客の一定層は価格をあまり気にしていない。

一番理想の売り方は“利益を厚くとっているのに、お客には安く売っていると見せる事”

「安い」「高い」ではなく「損ではない」と思わせる事。

 

小さい会社が大きい会社に勝つ手段

『客質を見極める事』 → 客質が高い:商品の質を重視

客質が低い:商品の価格を重視

小さな会社は、フットワークが軽いため、質の高い客を先に押さえることができる。

「大きい会社より上に行こう」ではなく「大きい会社の参入障壁になろう」という発想

―こんな商品は売れない―

・商品の良さを伝えるのに、1分以上の時間がかかる

・競合商品よりも優れている点を説明できない

・抽象的な言葉でしか長所を伝えられない

 

小さな会社は商品力でも価格でも大きい会社に勝てるわけがない。

→だから“伝わりやすさ”で勝負する。決して“安売り勝負”を仕掛けてはならない。

 

AIDMA(アイドマ)の法則

注目→興味→欲求→記憶→行動

AISAS(アイサス)の法則

注目→興味→検索→行動→共有

これも有名な法則だが、これも大企業に限る。しかしこれら2つの頭に『D-(違い)』を付けることで、大きい会社に負けない法則になる。

お金では買えない“愛情”(地域密着など)“時間”(節約など)は付加価値がつけやすい。

 

☆小さい会社がやるべきこと☆

①ターゲットを絞る ②継続して情報を発信する ③キャラクターを前面に打ち出す

④お得感を強調する ⑤楽しい販促物を制作する

 

“商品数”“資金”の少なさは、“企画”の多さでカバーする。

・「大企画」「セール企画」「時期企画」「定期企画」などを発信する

・面白い割引方法などを作成する(割引率だけに頼るのではない)

 

“商品数”“資金”の少なさは、“販売方法”の多さでカバーする。

「先行予約」「モニター」「ギフト」「ポイント還元」「セット」などで販売する

 

売り方が多いほど、商品の少なさをカバーできるし、メルマガや広告も華やかにすることが出来る。

成功例は“マネ”するのではなく、“参考”にしろ → それぞれの店によって条件が違うから、マネをしたところで成功しない

2018年01月16日